屋久島の中心には九州最高峰の宮之浦岳を始め、永田岳、栗生岳など数え切れないほどの山々が連なる。
日本の南西にありながら雪が積もる山々には、黒潮にのった海水が水蒸気となり、この山々が多くの雨雲を集め雨水となり、川や滝となって海に戻る。この素晴らしい循環があってこそ、この神々しさが表現されるのだ。・・・と、どこかに書いてあったものをそっくり引用させて頂いた。
梅雨入りしたばかりだというのにやって来た、妻の友人【マッキー】の来島に合わせ、私達もマッキーと共に宮之浦岳〜縄文杉の縦走に出かけた次第である。
せっかく屋久島に訪れたからには存分に屋久島を味わって欲しいと、お隣の木工職人兼、山岳ガイドのマキシムにガイドをお願いしての縦走である。
前日の雨のおかげでみずみずしい空気漂う森の中・・・本当に空気が気持ち良い。
山の中にはこんな神秘的な沢も。
画にかならない風景。
私達を避けるように雲が晴れていく
その先にはこの雲海
行って見て思ったんですけどね・・・
マジはんぱねぇ〜っ!!!!!!
随分と私のハートを鷲掴みでしたよ。
気候も晴天、頂上付近では雲海もみれ、風も無風に近く、こんな日は本当に珍しいと我ながらやはりもってると思わざるを得ない。
しかしね・・・ハプニングほど旅に欠かせないものはなくですね、私、登山靴(新品)が足に合わなくてですね・・・
僕の足首、折れてない?
そんな状態でまあ歩けない・・・という事で2日目下山はですね、高塚小屋から荒川登山口までの約11kmの山道を素足で歩ききりまたよ。
行き交う人たちの冷たい視線をビシビシ浴びながらね・・・
シカトしようにも、屋久島の山の中に入ると都会人もみんな元気に挨拶するのね・・・
その度に「えっ・・・?」ですよ。
毎度の説明にも疲れましたよ・・・。
しかしながらね・・・
こんな状態での縦走でも屋久島の山々や、水の豊かさ、刻一刻と変化する空の見事さ、鳥の声や何千年とそこにあり続ける森の奇跡に魅せられてしまいました。
本当に素晴らしい島 屋久島。
『ぜってえ〜こいよなあ〜!!』
・・・ん?
以上