屋久島という島は数多くの島を要するこの日本において、類稀な島のひとつ。
自然環境が良い…そんな言葉の枠に収まるなど到底不可能なほど、神々しさ、壮大さ、また恐ろしさ等々、どんなに大袈裟な形容詞を用いても決して見劣りする事もなく、水も、山も、木々も様々な姿を見せてくれる。
そしてそこに住む人々…私のもっとも興味をそそられるのはヒトである。
個人が強勢、強要される事がなく、個人の思考の元に生活し、良質なモノと不便さを理解し、ひとつひとつのモノやコト、そして時間を丁寧に費やす、現代のストレス社会においてマイノリティーとして分類される人々。
多くの人に共通する事…
「右にならえとらんやんけ〜っ!!」
「学校でならわんかったんか〜いっ!!」
…である。
だから面白いのである。
そんな人々の個性と戦うべく、私はそんな人々の髪を切る。
まさに毎回が《真剣勝負》である。
楽しみしかない・・・。
これをしに屋久島に来た。
胸が高鳴る、そんな日々だ。
以上